「帝國海軍發祥之地」

The birthplace of the Imperial Japanese Navy.

私がこの地を訪ねたのは、昨年(平成十九/2007年)一月二十三日(火)のことである。

即ち、東國原宮崎縣知事誕生の翌日の事である。
東國原と謂う名前の認知度は 地元ですら皆無に等しく、マス・メディヤも挙って「そのまんま東」と まるで泡沫候補の知事誕生扱いであった。
しかし、その前後 乘ったタクシーの運転手が皆 『「そのまんま東」に入れた!』と 誇らしげに自信をもって云ってゐるのを聞いて、宮崎縣の有権者は 皆 長年の自民党、官僚縣政に嫌気して「変革」を期待してゐるんだと ひしひしと実感したものである。

早朝、日豊本線豊後大分驛から二時間、日向市驛で鈍行に乗り換へ 美々津驛で下車。
單線の無人驛で、西部劇の荒野の無人驛に降り立ったような錯覚に襲われる。  商店街はおろか荷物を預けるロッカーも無く、
スーツ・ケースをからころ引っ張って 公衆電話からタクシーを呼ぶ。 (ちなみに 携帯電話は主義として持たない。)

日本海軍發祥之地碑

内閣総理大臣 海軍大將 米内光政 書

美々津は 風光明媚。  日豊本線開通までは、近隣産物の積み出し港として榮へた港町である。

現在の地名:  宮崎縣日向市美々津町。

(2008/03/05 復刻)


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